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2025.08.07 / お知らせ

【Verkada自社導入事例】AIとクラウドで実現する次世代オフィス物理セキュリティ、 テクノロジーレバレッジで業務と提案力を強化

Verkada(ヴェルカダ)という物理セキュリティソリューションを導入したことで、大きな効果を実感した当社は、その価値を広く届けるために販売パートナー契約を結び、国内での導入支援と普及にも取り組むことにしました。本記事では、導入のきっかけとなった課題、Verkadaによってどのようにそれを解決したのか、そして物理セキュリティにとどまらないその効果についてご紹介します。

老朽化した電子錠と非効率な運用を機にオフィスの物理セキュリティを全面的に見直す

物理セキュリティとは、建物や設備、サーバールームなどの物理的な資産を、盗難や破壊、不正侵入、災害などの脅威から守るための対策全般を指します。監視カメラや入退室管理、施錠といった手段を活用することで、情報資産や従業員の安全を確保することができます。
当社では、その物理セキュリティの一つである電子錠のシステムが老朽化していたため、新たなシステムの導入を検討することとなりました。

「私たちコムネットシステムはISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得しておりまして、それに則って本社では監視カメラや電子錠、インターホンなどを設置し、ログの保管を含めた入退室管理のポリシーを定めて運用しています。その中で、従来から利用していた電子錠システムが老朽化したことに加え、このたびフロアを増床したこともあり、全社の物理セキュリティそのものを見直すことにしました」と話すのは、当社取締役の小倉 大門です。

取締役 小倉大門

さまざまなシステムを比較検討しましたが、なかなかこれといったものが見つかりませんでした。というのも、従来利用していた監視カメラやインターホン、電子錠といった各システムは、それぞれが独立しており、運用や管理に多くの手間がかかっていました。なかでも各システムから必要な情報を検索するには、特に手間がかかるという課題がありました。

たとえば、ある日・ある時刻に社内の特定の場所にいた人物を確認したい場合、まずは入退室のアクセスログを確認し、そこから該当するカメラ映像を手作業で探し出す必要がありました。「それはとてもしんどいオペレーションでした」。

独立したシステム

こうした状況から、当社ではセキュリティの強度を維持しつつ、複数の対策を一元的に管理・運用でき、万一の際には証跡の確認も簡単に行えるシステムを求めていました。

課題を一挙に解決するVerkadaに出会い、AIとクラウドの実用性を評価して採用

こうした要件を満たす製品を模索する中で、私たちはVerkadaという物理セキュリティソリューションに出会いました。
「これで当社の物理セキュリティのすべてを解決できる」とひと目で確信し、まずは無料トライアルで実際の使い勝手や効果を検証した上で、正式に採用を決めました。



Verkadaは、クラウドベースの物理セキュリティプラットフォームを提供しており、防犯カメラやインターホン、アクセス制御などの機能を、システムを横断してクラウド上で一元的に管理・運用できるソリューションです。あらゆるデバイスを、場所を問わず、どの端末からでもアクセス可能な単一のクラウド管理画面で操作できるため情報に早期にアクセスでき、また拠点が分散していても状況を統合的に把握できます。

複数デバイスで統合的に把握

映像確認やドアの施錠・解錠、異常時のアラート対応など、物理セキュリティに関するすべての操作を一つの画面に集約し、視覚的かつ直感的に制御できる点も大きな特長です。
録画データや各種ログはVerkadaのセキュアなクラウドに保存されるため、専用サーバーやNVR(Network Video Recorder)などの設置は不要です。これにより、データの可用性と安全性が確保されるだけでなく、システムの拡張性や運用の柔軟性が高まり、管理負荷の軽減にもつながります。

なかでも私たちがとくに評価したのは、AIを実用的に活用できる点です。たとえば、特定の人物をすべてのカメラから一括で検出できるなど、必要な情報に素早くアクセスすることが可能です。また、「白いマスクをした人」といった曖昧な表現でも自然言語で過去の映像を検索でき、同様の条件でリアルタイム通知を設定することも可能です。カメラとクラウドによるハイブリッド処理によって、顔や車両のナンバープレートなどを高速に認識し、人手や調査時間を削減しながらリスクへの対応を迅速に行うことができます。

一括検索

Verkadaを採用する決め手となったのも、このようなAIの実用性に強く魅力を感じたからです。
さらに、導入にあわせて、今後は当社でもVerkada製品の販売を推進していくため、正式にパートナー契約を締結しました。

Verkada様 コムネットシステム

“テクノロジーレバレッジ”を生かし、自社導入から一貫提案への展開を目指す

当社では今回、防犯カメラ、インターホン、入退室管理などのVerkadaソリューションを導入しました。配線や機器の設置工事もスムーズに進みました。

Verkada機器

当社ではネットワークインテグレーション事業を展開しており、日頃から配線や機器設置といった作業・工事は自社で対応しています。
「これからVerkada製品をお客様にご提案していく中で、提案から工事、さらにクラウドテクノロジーの設計までをワンストップで自社対応できることは、私たちの大きな強みになります」と小倉は話します。

設置・工事

また製品やサービスをあらかじめ自社で導入・検証した上で、お客様に提案していくことは非常に重要だと考えています。
導入から数カ月が経過しましたが、これまでトラブルもなく、管理画面も非常に使いやすいと感じています。操作マニュアルを見なくても直感的に使える操作性があり、わからないことがあっても、すぐに相談できるチャット機能があるため、その場で相談・解決に繋げられます。また、訪問される外部の方もすぐにオペレーションに慣れて来客対応がスムーズになり、来客時にはその日の担当者のスマートフォンへ通知が届くため、社内での来客対応の分担も円滑に行えるようになりました。

インターフォン応答

「とくにAIが非常に便利です。物理セキュリティとしての導入でしたが、それだけにとどまらず、企業のDXにも活用できると感じています」今後はVerkadaを、物理セキュリティの強化だけでなく、業務効率化や社内の導線最適化など、新たな価値創出につなげていきたいと考えています。

また販売パートナーとしての意気込みを小倉は次のように話しました。「今後は、限られたリソースでより大きな成果を生み出す“テクノロジーレバレッジ”の発想が求められます。Verkadaのように、テクノロジーレバレッジが効いたソリューションを、当社としても積極的に取り扱っていきたいと思います」。

今回ご紹介した製品・サービス

今回ご紹介した製品・サービスの詳細は、下記からご覧ください。

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以上。

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