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2022.04.06 / お知らせ

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Wi-Fi6対応の最新無線LANアクセスポイント

ウォッチガードのWi-Fi6対応無線LANアクセスポイント新製品が登場

次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)」の普及が進んでいます。 従来世代のWi-Fi5規格に比べ、通信速度は約1.4倍速く(理論値)、多台数の接続にも強く、 消費電力も抑えられることから、新規で無線LANアクセスポイントを導入する際には Wi-Fi6対応のものを選ぶお客様も多くなっています。

ウォッチガードは、セキュアで拡張性があり、 管理が容易なクラウド管理型の無線LANソリューションを提供しています。 このたび発売を開始したWatchGuard AP432は、 Wi-Fi6と強力なWPA3暗号化を採用した最新無線LANアクセスポイントです。 AP432について、WatchGuard Technologies エンジニア・Wi-Fiプロダクトマネージャーの Matthew Terry氏にその特長を聞きました。

Matthew Terry氏
今回お話を伺った方

WatchGuard Technologies,Inc.
エンジニア・Wi-Fiプロダクトマネージャー
Matthew Terry氏

最新無線LANアクセスポイント「AP432」の特長

ウォッチガードでは2021年12月に、Wi-Fi6対応モデルとして 「WatchGuard AP130」「WatchGuard AP330」「WatchGuard AP430CR」の3機種をリリースしました。 このうちAP430CRは屋外専用のアクセスポイントで、 今回2022年4月より販売を開始したAP432は、屋内専用のAP130、AP330の上位モデルとなります。

AP130は小規模、低密度の環境向け、AP330は中規模、中密度の環境向けですが、 AP432は大規模、高密度の環境にも対応できるスペックを有しています。

Wi-Fi6モデルト WatchGuard Wi-Fi6モデル

01.従来機種より大幅に向上した通信速度
従来機種(AP130/AP330)のデータレートは、5GHz帯で最大1201Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsでしたが、 AP430は5GHz帯で最大2400Mbps、2.4GHz帯で最大1148Mbps(すべて理論値)を実現します。約2倍の速度です。

「人数の多いオフィス環境や、学校の教室など、高密度な利用環境でも十分に対応できる速度、同時接続性があります。 データレートは従来機種の2倍ほどになっています」(Terry氏)

その速さを実現するのが、Wi-Fi6向けの4×4無線と8本の無指向性内蔵アンテナです。 従来機種ではそれぞれ2×2、4本でした。AP432では、空間ストリーム(同時に利用できる無線の経路)が2×2から4×4となり、 アンテナ数が増えていることで、従来機種よりも高速で、接続しやすくなっています。 またイーサネットポートは2.5GbE対応で、Wi-Fi6による最大2400Mbpsの通信速度を生かすことのできる仕様となっています。

「リモートワークの増加により、とくにZoomやTeamsなどを利用したテレビ会議も多くなっています。 無線LANが遅かったり、接続が途切れたりすると、テレビ会議がしづらいこともありますが、 Wi-Fi6の速度なら安心感があると思います」(Terry氏)

Wi-Fi6モデルラインナップ
機器名 設置可能環境 仕様 管理方法 ハードウェア保守レベル
AP130
  • 屋内
  • 小規模向け・~10台
  • Wi-Fi6
  • WPA3
  • デュアル無線2×2:2 OFDMA
  • 4本の内蔵アンテナ
  • 電源 12V/2A DC
    802.3at(PoE+)
    ※AC電源アダプターなし
  • 天井・壁面設置用ブラケット
  • WatchGuard Cloudでのクラウド統合管理
  • 先出しセンドバック
    ※オンサイト対応別
AP330
  • 屋内
  • 中規模向け・10~30台
  • Wi-Fi6
  • WPA3
  • デュアル無線2×2:2 OFDMA
  • 6本の内蔵アンテナ
  • ※AC電源アダプターなし
  • 天井・壁面設置用ブラケット
  • WatchGuard Cloudでのクラウド統合管理
  • 先出しセンドバック
    ※オンサイト対応別
AP432
  • 屋内
  • 大規模向け・30~50台
  • Wi-Fi6
  • WPA3
  • デュアル無線4×4:4 OFDMA
  • 8本の内蔵アンテナ
  • 電源 12V/2A DC
    802.3at(PoE+)
    ※AC電源アダプターなし
  • 天井・壁面設置用ブラケット
  • WatchGuard Cloudでのクラウド統合管理
  • 先出しセンドバック
    ※オンサイト対応別
AP430CR
  • 屋外
  • 大規模向け・30~50台
  • Wi-Fi6
  • WPA3
  • デュアル無線4×4:4 OFDMA
    ※アンテナは別途追加
  • 電源 12V/2A DC
    802.3at(PoE+)
    ※AC電源アダプターなし
  • 天井・壁面設置用ブラケット
  • WatchGuard Cloudでのクラウド統合管理
  • 先出しセンドバック
    ※オンサイト対応別

02.最新セキュリティ「WPA3」を搭載
WPA3は最新の無線LAN暗号化規格です。こちらは従来機種であるAP130/AP330にも搭載されていますが、 AP432にも搭載されています。

「従来のWPA2には脆弱性がありましたが、WPA3は非常に強固な暗号化方式となっています。 万一パスワードが漏洩しても、Wi-Fiの暗号化解除を防ぐ仕組みになっており、 より安全に通信できるようになっています」(Terry氏)

WPA3についてはほとんどのWi-Fi6対応無線LANアクセスポイントで採用されていますが、 ウォッチガードではさらにセキュリティを強化するために、さまざまな研究・開発を継続しています。

「これはまだ未定ですが、不正アクセスポイントを検知できるような仕組みもいずれ搭載できればと考えています」(Terry氏)

近年は個人のモバイルルーターなど不正アクセスポイントをトリガーにした情報漏洩事件なども多く起きているため、 そうした機能についても研究・開発を行っているとのことです。

03.RAP(リモートアクセスポイント)に対応
ウォッチガードのWi-Fi6対応無線LANアクセスポイントには、RAP(リモートアクセスポイント)の機能があります。 アクセスポイント自体がVPNクライアントの機能を持ち、分散拠点やホームオフィスの従業員もFireboxのある本社と同様、 ハイパフォーマンスなWi-Fi接続と、社内リソースへの安全なアクセスを提供します。

「現在はリモートワークで家からアクセスという方も多いと思いますが、 より安全に社内のデータを利用できるよう、オフィスにあるFireboxと自宅のアクセスポイントをVPNで容易に接続する仕組みです」(Terry氏)

AP432は自宅で利用するには少々規模が大きいですが、自宅だけでなく店舗や支社、 サテライトオフィスなど、遠隔から本社にアクセスする際にもRAP機能を利用すれば安全に接続できます。

04.「WatchGuard Cloud」での一元管理
「WatchGuard Cloud」は、ウォッチガードの全製品・サービスをクラウド基盤から一元管理できるソリューションです。 もちろん無線LANアクセスポイント製品もWatchGuard Cloudから管理可能で、アクセスポイント本体に直接ログインしなくても、 ブラウザベースの管理ツールからステータスの確認や設定変更ができます。

「ウォッチガードは無線LANアクセスポイントの他にも、UTMのFireboxシリーズや認証のAuthPointなど、 さまざまなプロダクトを提供しています。これらが異なるマネジメントシステムですと管理が面倒ですし、 ミスも発生しやすくなります。WatchGuard Cloudを利用すれば、個別のプロダクトごとに設定や監視・管理を行うのではなく、 統合管理が可能です。とても使いやすくなっています」(Terry氏)

WatchGuard Cloudはユーザーも利用できますが、とくにMSSP(マネージドセキュリティサービスプロバイダー)や MSP(マネージドサービスプロバイダー)にとって 有用なソリューションです。 複数のウォッチガード製品を利用している顧客の製品を一元管理でき、監視も提供できます。 コムネットシステムの「MALUTO」でも、顧客の製品・ソリューション管理や監視にWatchGuard Cloudを利用している事例もあります。

「コムネットシステムのようなサービスプロバイダによく喜ばれているのは、コンフィグをテンプレートとして WatchGuard Cloudに保存しておくことで、複数の場所での設置でもゼロタッチで(結線して電源を入れるだけで) コンフィグを自動的にインターネット経由でインストールできることです。今後は保存できるテンプレート数を増やしたり、 使いやすさをさらに追求していきます」(Terry氏)

WatchGuard Cloudは日々アップデートや機能強化を行っており、 最近ではアクセスポイント診断ツールや配備履歴(設定履歴)、比較機能の実装、ログ機能の強化なども実施しています。

今後の展開

AP432の登場により、小規模から中規模、大規模まで、 ウォッチガードのWi-Fi6対応無線LANアクセスポイントのラインナップは揃いました。

「Wi-Fi6対応の無線LANアクセスポイントについては、AP130、AP330、AP430CRに、 今回発売を開始したAP432を積極的に提供して行きます。 あとは、学校や病院、ホテルなどのお客様からご要望の多いウォールプレート型の無線LANアクセスポイントも予定しております。 それからやはりWi-Fi6Eですね。国によって許認可のタイミングなど動向は異なりますが、 ウォッチガードでもWi-Fi6E対応製品を開発しています」(Terry氏)

Wi-Fi6Eは、既存のWi-Fi6が利用する5GHz帯と2.4GHz帯に加え、6GHz帯を利用できるようにするものです。 日本ではまだ正式に認可されていませんが、Wi-Fi6Eやその先のWi-Fi7など、 新しい規格についてもウォッチガードでは積極的に開発、リリースを行っていくとのことです。

今回ご紹介したWi-Fi6モデルや「MALUTO」の詳細や価格をはじめ、無線LAN環境の通信環境や、 セキュリティ対策に関して課題を抱えている方はぜひお気軽にお問い合わせください。


今回ご紹介した製品・サービス

今回ご紹介した製品・サービスの詳細は、下記からご覧ください。

WatchGuard Technologies,Inc.

WatchGuard Technologies,Inc.は、ネットワークセキュリティ、エンドポイントセキュリティ、 セキュアWi-Fi、多要素認証、ネットワークインテリジェンスを提供するグローバルリーダとして、 全世界で約18,000社の販売パートナーおよびサービスプロバイダを通じて、 250,000社以上の企業に信頼性の高いセキュリティ製品/サービスを提供しています。
コーポレートサイト: https://www.watchguard.co.jp/

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